[原子力産業新聞] 2000年2月17日 第2025号 <2面>

[訃報]

 三木良太氏(みき・りょうた=近畿大学名誉教授、同元原子力研究所副所長))9日午前1時32分、心不全のため東京都八王子市の横山記念病院で死去、75歳。自宅は八王子市安町3−32−10−302。告別式は11日に宝泉寺別院で執り行われた。喪主は長男、拓良(たくろう)氏。

 三木氏は、1946年北海道大学化学科卒。59年、米原子力委が東東・晴海で小型原子炉の運転展覧会を催したが、昭和天皇も行幸・視察され、観客は長蛇の列をなし、大きな反響を呼んだ。三木氏はその際、米側から依嘱されて、炉の設置・運転のスタッフとして活躍した。同氏は、この炉が近畿大学に寄贈されて以来、95年退官するまで、同大の教授、原子力研副所長として一貫して原子力の教育・研究の振興に尽くした。


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