[原子力産業新聞] 2000年4月6日 第2032号 <3面>

[ドイツ] ウンターぺーザー発電所が運転再開

 英原子燃料会社製のMOX燃料を取り外すために計画外停止していたドイツのウンターべーザー原子力発電所(135万キロワット、PWR)が3月18日、地元・二ーダーザクセン州環境省の許可を受けて運転を再開した。

 同発電所を所有するプロイセン・エレクトラ(電力)社の声明によると、ペレットの品質管理データで改ざんが発覚したMOX燃料集合体4体は同炉から安全裏に取り外され、通常のウラン燃料に取り替えられた。

 この日環境省はまた、同社の所有で2月11日から燃料交換と保守点検のため停止していたシュターデ原子力発電所(67万2000キロワット、PWR)に対しても、敷地内に追加の使用済み燃料貯蔵ラックを設置することを許可した。


Copyright (C) 2000 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.