[原子力産業新聞] 2000年4月20日 第2034号 <5面>

[サイクル機構] ジオ・フューチャー21

核燃料サイクル開発機構は昨年12月から、高レベル放射性廃典物地別処分場の仕組みを、迫力ある映像と体感バイブレーションで仮想見学する「ジオ・フューチャー21」を東海事業所展示館「アトムワールド」内に公開し、来館者から好評を博している。

この地層処分体験システムは、遊戯施設、航空シミュレータなどに利用されているバーチャルリアリティ技術を用いた、体感を伴う立体映像システムで、大型ドームスクリーンの映像と座席の振動で臨場感が味わえる。

処分場の処分孔の中に入り、ミクロスケールで1000年後の人工バリアの状態を観察し、地下水がガラス固体化に達することがないことを確認するといった約17分間の仮想体験ができるイベントは1日約10回以上上映しており、開設以来、約3000人が体験している。問合せはサイクル機構東海事業所展示館(電話029−282−2256)まで。


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