[原子力産業新聞] 2000年4月20日 第2034号 <6面>

[原研] 核データ国際会議

日本原子力研究所は、来年10月7日から12日にかけて「科学と技術のための核データ国際会議(ND2001)」を茨城県つくば市のつくば国際会議場(エポカルつくば)で開催するにあたり発表論文を募集している。

同国際会議は核データ分野に関わる研究者や使用者等の情報交換の場として約3年毎に開かれているOECD/NEAの会議で、ここ3回の開催地はドイツ(91年)、米国(94年)、イタリア(97年)。日本がホスト国となる今回は原研が主催となりNEA、IAEA、日本原子力学会の共催により行われる。

21世紀初頭に開催される同国際会議では、新技術やデータベース、核エネルギーおよび非エネルギー応用の開発などについて招待講演、寄稿講演、ポスターセンションを設け討論される。また主な論点の1つとして、加速器駆動システムのような研究者に必要とされる中間エネルギー核データなどが挙げられている。

トピックスは「核反応データ評価とデータライブラリーの評価」「核構造と崩壊データ」「天体物理学と核物理学領域に関する核データ」「実験施設と測定」「データ評価に関する某礎原子力理論」「核分裂技術への応用」「核融合技術への応用−医学、環境、産業、宇宙テクノロジーの応用」−など。アブストラクトの締切りは2000年12月20日。原稿締切りは01年8月31日。間合せは、同国際会議事務局(原研・エネルギーシステム研究部核データセンター・長谷川明氏電話029−282−5480、E-mail:hasegawa@ndc.tokai.jaeri.go.jp))まで。なお同国際会議の詳細は、http://wwwndc.tokai.jaeri.go.jp/nd2001/に掲載。


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