[原子力産業新聞] 2000年5月2日 第2036号 <1面>

[核燃料加工メーカー] INSAF設立に合意

共通の安全文化確立に向け

わが国と欧米の主要核燃料サイクル事業者の代表者は4月27日、都内で会合し、世界共有の原子力安全文化を確立するため、「世界核燃料安全ネットワーク」(INSAF)を設立することに合意した。参加したのは、三菱マテリアル、英国核燃料会社(BNFL、含むウェスチングハウス)、コジェマ(COGEMA)、グローバル・ニュークリア・フュエル(GNF)、核燃料サイクル開発機構、日本ニユクリア・フユエル、三菱原子燃料、原子燃料工業−の8社。

会合では、核燃料サイクル産業にとって安全性こそが共通の最重要課題であるとの認識で一致。世界中の核燃料サイクルに携わる事業者間で情報交換を促進し、職場における安全性向上を図っていくため、自由な意見を交換する場としてINSAFを設立することとなった。INSAFの情報交換はウェブベースで行い、活動の成果は一般に広報していく。


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