[原子力産業新聞] 2000年5月18日 第2038号 <5面>

[原産] 放利研、研究報告会開催へ

新会員も募集

原産会議は6月1日、第15回(1999年度)「放射線利用研究会」報告会を東京都港区新橋の原産会議室で開催する。今回のテーマは「放射線利用の社会への賛献」。

同報告会ではアイソトープ利用、医学利用、照射利用の3グループに分かれ活動してきた1年間の研究成果の報告が行われるほか、「最近の放射線診断の進歩と医療経済−がん検診を中心に」(飯沼武放医研特別研究員)、「極微量分析の現状と将来−元素分析に不可欠な核的手法」(中原弘道都立大名誉教授)、「放射線の工業利用の現状とその経済規模」(幕内恵三原研特別研究員)−3件の特別講演を予定している。

参加費(消費税込み、予稿集代含む)は、同研究会会員無料、会員外15,000円、学生3,150円。申込み締切は5月30日。なお参加費の払戻しはしないので、申し込み者が都合の悪い場合は、代理人の出席を願っている。


原産は、2000年度「放射線利用研究会」(田畑米穂会長)の会員を募集中。

同研究会は、77年に発足以来、アイソトープ・放射線利用技術ならびに周辺技術の発展を図るため、産業界の要請に応じた技術的諸問題について原産会員を含め関心のある企業および研究機関の職員が共同で内外の技術進展動向について調査研究、情報交換および研修等を行うことを目的に活動しているもので、今年度も「アイソトープ利用」「医学利用」「照射利用」の3グループを編成し研究を進める。

研究期間は1年(6月から翌年5月)を原則として、各年度ごとに新しいテーマを定めクループを編成し、定例研究会を中心に施設見学やグルーブ合同による研究会、セミナー等も開催する。また、研究活動終了後には報告会を開催し、1年間の研究成果を報告書としてまとめる。

参加費(1名1グループにつき年間、消費税込み)は、「アイソトープ利用」または「照射利用」が原産会員94,500円、会員外115,500円。「医学利用」が会員15,000円、会員外131,250円。但し、施設見学会等の費用は含まれない。

申込み締切りは6月23日。申込み・問合せは原産・計画推進本部(電話03−3508−7931)まで。


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