[原子力産業新聞] 2000年5月18日 第2038号 <5面>

[ラジウム線源] 加古川の神戸製鋼で搬入スクラップからラジウム線源発見

科学技術庁は9日、兵庫県の神戸製鋼所加古川製鉄所に搬入されたスクラップから放射線を放出する鉛容器が発見されたとの連絡を受け、現地調査により容器表面で最大約1,400マイクロシーベルト/時の放射線を測定した。日本アイソトープ協会の検査によると、内容物はラジウム226密封線源針状4本だった。

スクラップは、(株)島文によりトラックで搬入された際、ゲートモニターで放射線が検出されたため内容を確認したところ、直径、高さ共約10cmの円筒形の鉛容器が発見された。周辺環境に影響を及ぼすレベルではなく、容器は島文で保管されている。科技庁では経緯等について調査を進めている。


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