[原子力産業新聞] 2000年6月8日 第2041号 <3面>

[NINO社とアマージェン社] ナインマイルポイント原発の売買で最終合意

 米国のナイアガラ・モホーク(NIMO)社は5月15日、同社がニューヨーク州で運転するナインマイルポイント原子力発電所(1号機は63万5,000kW、2号機は116万9,000kW、BWR2基)の売却について99年6月にアマーシェン社と結んだ契約を解消し、新たに競争入札で取り引きを進めていくことで合意に達したと発表した。

 NIMO社は1号機全体の所有権のほか、2号機の権利の41%を所有している。米国PEC0エナジー社と英ブリティッシュ・エナジー(BE)社の合弁企業であるアマージェン社は、昨年の契約で両機合わせて1億6,320万ドル(約176億円)で買い取ることになっていた。しかし、ニューヨーク電力公社やロングアイランド電力当局など2号機の一部を所有する電力会社達−特に14%の権利を持つロチェスター・ガス&エレクトリック社がこの取り引きに異議を唱えていたもの。


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