[原子力産業新聞] 2000年7月27日 第2048号 <2面>

[科技庁] 加工施設など、保安規定の遵守状況を調査へ

科学技術庁は改正原子炉等規制法の7月からの施行に伴い、原子力施設の保安規定遵守状況に係わる検査の今年度第2・四半期分 (7〜9月) を開始する。この間、加工施設6か所、試験研究用原子炉施設15か所など、計44事業所について、現地事務所等に置かれた原子力保安険査官らによって検査を行う。

この保安検査は、炉規法改正によって年4回実施されるもので、今年度は7月から3か月ごとに区切った四半期で、各事業所の事業区分ごとに3回検査する。検査は「保安規定遵守状況検査計画」に基づき行われるが、今般の制度に合わせ保安規定の記載事項が見直され、事業者はこれに関する変更事項について9月末までに申請しなければならないため、10月からの第3・四半期からは、保安教育の状況や保安規定の遵守状況の記録について、重点的に確認する。また、指摘された事項については次の検査時期に確認していき、来年1月の規制担当省庁移管の際は、調整を図り引き継いでいく予定。


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