[原子力産業新聞] 2000年8月10日 第2050号 <4面>

[岩崎電気] 小型 EB 装置を発売

従来の約半分に

岩崎電気 (本社=東京都港区芝、荒木千尋社長) はこのほど、コーティング樹脂の高速硬化処理やフィルムの架橋・機能性向上に使われる電子線照射装置を従来の約半分に小型化した新製品「アイライトビーム」を発売した。

電子線照射装置は、工業製品に塗った電子線照射用樹脂に電子照射を施すことで、表面の硬度を高め傷がつきにくい素材にすることができるとともに、耐熱性や引き裂き強度を向上させるなど、工業分野で利用されている。薄膜材料処理における UV や熱風ドライヤー硬化など他の方法では難しい架橋反応やグラフト重合などの表面処理が可能なうえ、熱に弱い基材の変質・変形を防ぐことができるのが特長。

同社では、薄膜材料への処理要求への高まりに対応し、加速電圧を80〜100キロボルトまで低下させることで、装置の小型化と低価格化を実現。電子線照射装置の導入を図りやすい環境を提供していく。

受注生産で初年度20台、次年度30台の販売を見込んでいる。

同装置はは幅1m、奥行き1.6m、高さ1.7mのボックス型で、照射ゾーン、電源部、操作パネルを組み込んでいる。


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