[原子力産業新聞] 2000年8月31日 第2052号 <1面>

[通産省] 敦賀3、4号増設で環境影響評価報告書に勧告

日本原子力発電が提出していた敦賀3、4号機増設計画の環境影響評価方法書に対して平沼通産大臣は17日、12の項目を追加するよう勧告した。栗田知事の意見書に新たに2点が付け加えられた内容だが、事実上、追加調査の必要はない。

原電は勧告に沿い、環境影響評価準備書を作成し県、地元自治体に提出することになる。以後、公告・縦覧とともに住民説明会が開かれる運びとなり、国の電源計画組み入れなど計画具体化にむけ前進するものと期待される。原電は2月に方法書を通産相あてに届け出、福井県、敦賀市、美浜町にも送付した。住民意見の取りまとめ後、県環境審議会の答申などを受けた知事が7月に意見書を出していた。


Copyright (C) 2000 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.
Copyright (C) 記事の無断転用を禁じます。