[原子力産業新聞] 2000年9月7日 第2053号 <1面>

[日-仏] 原子力専門家会合、原子力の貢献を強調

日本とフランスの原子力関係者は4日、5日の両日、フランスのベルサイユで日仏原子力専門家会合「N-20」 の第7回会合を開催し、来世紀に向けての原子力発電炉と研究炉、パブリックアクセプタンスと環境問題、燃料サイクル、高レベル廃棄物などをめぐり意見を交わした。

双方の参加者は共同声明の中で、原子力産業界において競争力の強化、安全性の向上、および環境影響の低減への要求がますます増大していること確認する一方、原子力発電が炭酸ガス排出削減に貢献していることを強調するとともに、ハーグでの COP6 の場で「クリーン開発メカニズム」の対象から原子力を除外すべきではないと強調。

さらに資源の有効利用と地球環境保護のためには、再処理や MOX 利用でプルトニウムをリサイクルすることが大きく貢献するとの認識を示した。


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