[原子力産業新聞] 2000年9月7日 第2053号 <3面>

[アルメニア] 使用済み燃料を乾式貯蔵所に

アルメニアのエネルギー省が8月28日付けで伝えたところによると、同国はこのほど、国内で唯一稼働するアルメニア原子力発電所2号機 (40万8,000kW、PWR) の使用済み燃料を新しく完成した乾式貯蔵所に初めて移送した。

この貯蔵所はフランス政府が資金提供する取り引きに基づいてフラマトム社が同発電所に供与したもの。同発電所では6年間停止した後、95年に運転を再開しているが、使用済み燃料は敷地内の貯蔵プールで湿式貯蔵してきた。

年間約20億kW 時の電力を供給する同発電所は7月29日から定検に入っており、115日間の日程で安全性改善などの作業を実施中だ。


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