[原子力産業新聞] 2000年9月21日 第2055号 <1面>

[日本原燃] 六ヶ所埋設センター2号地、初の固体廃棄物搬入へ

日本原燃は10月10日から11日にかけて六ヶ所低レベル放射性廃棄物埋設センターに今年度第1回目の低レベル放射性廃棄物を受入れる。

今回、固体状廃棄物の搬入を初めて行う予定で、そのために建設した2号埋設地に搬入する。関西電力の大飯発電所からの廃棄体360本分が運び込まれる。2号埋設地は青森県と六ヶ所村が1997年までに建設を事前了解し、国も98年に許可していた。

1号埋設地の対象となるのは定期点検や保守工事等で発生したネジや配管などの金属類、難燃性プラスチック類、保温材・フィルター類。埋設数量は今年度から2012年度までにドラム缶20万本相当の4万立方メートルを予定しており、1号埋設地と同規模。

全体としては関西電力・大飯発電所と九州電力・玄海原子力発電所かの200リットル入りドラム缶976本 (輸送容器 122 個) を受け入れるもので、大飯発電所からの廃棄体のうち、1号埋設対象廃棄体280本、また今回初めてとなる2号埋設対象廃棄体360本が搬入される予定。玄海原子力発電所からは1号埋設対象廃棄体336本が搬入される。


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