[原子力産業新聞] 2000年9月21日 第2055号 <3面>

[米国] 米CP&L社、原子炉の認可更新申請を計画

米国のカロライナ・パワー&ライト (CP&L) 社はこのほど、同社が2つの州で所有する原子力発電所で運転認可の20年延長を申請する計画であることを明らかにした。

それによると、同社がサウスカロライナ州で操業するH・B・□ビンソン原子力発電所2号機 (73万9,000kW、PWR) の認可延長は2002年の第4・四半期に、ノースカロライナ州の ブラウンズウィック原子力発電所の2基 (各84万7,000kW、BWR) については2004年に原子力規制委員会 (NRC) に正式に申請する考え。2026年までは現在の40年の認可が切れないノースカロライナ州のシェアロン・ハリス原子力発電所 (95万kW、PWR) に関しては申請予定期日は未定となっている。

CP&L 社では、「わか社の原子力発電所は最も効率的な発電手段であり、温室効果ガスを出さない上、電力価格の安定化にも決定的な役割を果たしている」と強調、将来的にも原子力は重要な発電オプションと考えていることを明示した。


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