[原子力産業新聞] 2000年10月5日 第2057号 <2面>

[視察] ベトナム・カイン元副首相ら一行、東海村の施設を視察

来日中のベトナムのクエン・カイン元副首相 (政府行政改革委員会委員長代理、国会議員一行7名は、9月27日、東海村の原子力施設を訪問した。これは、ベトナム政府上層部で活発に行われている原子力発電導入に関する検討に関連して、政府最高幹部に太いパイプをもつ同元副首相から、原子力に関する認識を深めたいとの希望が寄せられたため、関係機関の協力を得て原産がアレンジしたもの。

カイン元副首相一行は、9月27日、三菱原子燃料、原研東海研究所、原電東海第二発電所、同総合研修センターを訪問し、施設を見学するとともに関係者と懇談。原子力発電所立地による地域振興、発電所運転員の教育・訓練、原子力発電の経済面などについて熱心に質問するなど、原子力発電に対する関心の高さを伺わせた。

見学終了後、同元副首相らは「今回の訪問によって、原子力発電に対してこれまで抱いていた様々な疑問を解決することができ、満足できた」と語った。


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