[原子力産業新聞] 2000年10月12日 第2058号 <2面>

[訃報] 高木仁三郎氏が死去

市民団体「原子力資料情報室」の前代表・高木仁三郎 (たかぎ・じんざぶろう) 氏が8日午前零時55分、直腸がんのため東京都中央区の聖路加国際病院で死去した。62歳。親族のみで密葬を行った。なお、12月10日午後1時から千代田区の日比谷公会堂で「偲ぶ会」を開く。

連絡先は同情報室 (中野区東中野1−58−15、電話 03-5330-9520)。

1938年群馬県生まれ。1961年東大理学部化学科 (核化学専攻) 卒業後、日本原子力事業入社。65年東大原子核研究所助手、六九年から73年まで東京都立大助教授。75年から原子力資料情報室に参加し、87年から98年まで代表を務めた後、「高木学校」を設立。97年には反プルトニウムの活動と研究に対し、「もうひとつのノーベル賞」と呼ばれるライト・ライブリフッド賞を受賞。


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