[原子力産業新聞] 2000年11月9日 第2062号 <3面>

[インド] ラジャスタン4号機、初臨界を達成

インドで14基目、後続も計画中

インドで14基目の原子炉となるラジャスタン原子力発電所4号機 (22万kW、加圧重水炉) が3日に初臨界を達成した。

ニューデリーの南西約400km に位置する同発電所サイトでは同型・同出力の3号機がこの夏に営業運転を開始したばかり。9月には西海岸のカルワル近郊で建設されていたカイガ1号機 (22万kW、加圧重水炉) も初臨界を達成しており、ラジャスタン4号機の臨界達成により同国の原子力発電設備容量は14基、272万kW になった。

同4号機には二重の格納容器が採用されているほか高速の原子炉停止システムを二系統、改良型の緊急炉心冷却系も装備するなど、インド原子力発電公社 (NPCIL) が開発した最先端技術によるコンピュータ駆動式管理・監視システムが使われている。

同発電所ではさらに、出力が1〜4号機の倍の50万kW となる5〜8号機の建設も計画中となっている。


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