[原子力産業新聞] 2000年11月9日 第2062号 <3面>

[フランス] コジェマ社、ベルギーにガラス固化体返還へ

フランス核燃料公社 (COGEMA) のラアーグ再処理工場からベルギーのベルゴプロセス社へのガラス固化体返還準備が開始された。

フランスからベルギーへのガラス固化体返還はベルギー・エレクトラベル社の燃料管理を担当しているシナトム社とコジェマ社との協定に基づいて実施されるもの。今月10日に予定されている今回の返還は4月に続いて2回目のことになる。

固化体輸送用の容器はラアーグを出発する前に複数の異なる検査を受けることになっている。これらすべてをクリアしたことが確認されてから輸送容器はシナトム社やベルギー放射性廃棄物・核物質管理庁 (ONDRAF) の監視の下、ONDRAF の子会社であるベルゴプロセス社がベッセルで操業する特殊な専用貯蔵施設まで輸送される予定だ。


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