[原子力産業新聞] 2000年11月23日 第2064号 <2面>

[保障措置] 国際核物質管理学会など、ワークショップを開催

統合保障措置で議論

国際核物質管理学会と欧州保障措置技術開発機構 (ESARDA) が共催する第3回「保障措置のための科学と最新技術」ワークショップが13日から16日まで、東京・港区内で開催された。計量管理の地域システムと国家システム、保障措置における社会・政治学的局面などの4グループに分かれ熱心に議論を行った。

統合保障措置への本格的な移行を控え、今後の保障措置のあり方を中心に熱心な討論が行われた。

一方、この機会にあわせて学界、産業界、政府の核不拡散分野の専門家から成る「原子力平和利用・核不拡散政策研究会」は17日、同ワークショップ参加のため来日した海外関係者を招いて会合を開き、今年3月に同研究会がまとめた21世紀の原子力平和利用と核不拡散に対する提言をめぐり、活発な議論を行った。また、提言のなかで同研究会が打ち出した核不拡散研究センター構想などについても、積極的な意見交換がなされた。


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