[原子力産業新聞] 2000年12月14日 第2067号 <2面>

[三菱原子燃料] 高燃焼度化への設備対応に OK

原子力安全委員会は11日までに、軽水炉燃料の高燃焼度化をにらんだ設備対応などに関して三菱原子燃料から申請されていた事業変更許可について、「妥当なもの」とする答申をとりまとめた。

変更は、高燃焼度化のため、製造するウラン粉末特性のコントロール性を向上するため、従来の純水による加水分解法の他に水蒸気による加水分解法を追加するという内容。これにともない、関連する化学処理施設に所要の装置を追加設置するほか、成型施設の連続焼結炉の熱的制限値を従来値より50度cあげて1850度cに変更する。組み立て施設も、組み立て装置を5基から6基に増設する計画。安全委は、これら変更に問題ないとの結論を得た。


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