[原子力産業新聞] 2000年12月14日 第2067号 <3面>

[米国] ファーストエナジー社、株主総会でGPU社吸収を承認

米国の電力会社であるファーストエナジー社の株主総会は11月9日、GPU 社を現金と株式を合わせて45億ドル (4,900億円) で買収することを承認した。

この取り引きは、GPU 社がスリーマイルアイランド原子力発電所1号機 (87万2,000kW、BWR) およびオイスタークリーク原子力発電所 (65万kW、PWR) をアマージェン社に売却するなど、原子力発電事業から撤退したのに伴うもの。

ファーストエナジー社はディビスベッセ、ペリー、ビーバーバレーの3原子力発電所の原子炉4基(約400万kW) を所有しており、今回の GPU 社吸収によって、顧客数では全米6番目、総資産価値400億ドル (4兆3,600億円)、年間総収入約120億ドル (1兆3,000億円) が見込める電力会社となった。

両社の合併承認申請書は9月に米国原子力規制委員会に提出済みとなっている。


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