[原子力産業新聞] 2001年1月11日 第2070号 <3面>

[韓国] 月城5、6建設計画始動

標準PWR設計採用

韓国原子力産業会議 (KAIF) が先月20日付けで伝えた所によると、韓国政府はこのほど月城原子力発電所の5、6号機を既存の韓国標準型炉 (KSN) である100万kW 級 PWR の設計で建設するとの計画を明らかにした。

月城発電所では稼働中の1〜4号機まですべてが70万kW 級の CANDU 炉だが、韓国産業資源部 (MOCIE) の発表では5、6号機は (KSN の基本設計炉である霊光3、4号機から数えて) 9、10番目の KSN と言うことになる。同国の商業炉としては23、24基目になる計算で、それぞれ2009年と2010年の運転開始を目指すとしている。建設工事は MOCIE の正式な承認を待って開始される予定だ。

韓国では現在、16基、1,371万6,000kW の原子炉が稼働中で、国内総発電電力量の40%以上を供給。蔚珍5、6号機および霊光5、6号機が建設中となっており、これら4基すべてに KSN 設計が採用されている。MOCIE は昨年8月には、これらに続く原子炉として既存の古里原子力発電所の近郊に「新古里原子力発電所」1、2号機を建設する計画を明らかにしており、これらにも KSN を採用することが決まっている。

98年9月に発表された同国の長期原子力開発計画によると、韓国ではこの後2015年までにさらに6基の新規原子炉を完成させることになっており、このうち4基は KSN の後続設計である130万kW 級の次世代型原子炉 (KNGR) を予定している。なお、この年までに既存の古里1号機 (58万7,000kW、PWR) と月城1号機 (67万9,000kW、CANDU) をそれぞれ2008年と2013年に閉鎖する計画なので、合計基数は28基、2,765万kW ということになる。


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