[原子力産業新聞] 2001年1月18日 第2071号 <3面>

[ロシア] インドでのPWR建設に着手へ

ロシア原子力学会が10日付けで伝えた所によると、ロシアがインド南部のクダンクラムで建設を請け負っていた100万kW 級 VVER 2基の建設作業が今月中にも開始される可能性が高まった。

建設契約締結後2年が経過してようやくインド側の担当者からロシア原子力省に作業開始の指示が出たというもの。総工費25億ドル (約 2,700億円) のうち85%がロシアからの借款で賄われることになっており、原子炉の設計および製造費用も同省の融資となる予定だ。

同計画にはイジョーラ・プラント社などロシアの原子力企業約200社が参加。実質的な建設期間は6年ほどと見込んでおり、インドは完成後12年かけてロシアに借款を返済していく計画だ。


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