[原子力産業新聞] 2001年1月25日 第2072号 <2面>

[日韓] 両国科学担当大臣が意見交換

情報交換の促進を

韓国科学技術部の徐廷旭長官は17日、笹川尭科学技術政策担当大臣を訪れ、日韓の科学技術協力の現状や今後の振興などについて意見を交わした。

徐廷旭長官には文惟賢科学技術部科学技術協力局長、趙青遠同原子力局長、張仁順韓国原子力研究所長らが同行。日本側は笹川大臣のほか、藤家洋一原子力委員長、井村裕夫総合科学技術会議議員らが同席した。

席上、徐長官は「原子力の平和利用において韓国や日本が世界に模範を示していく必要がある。若い研究者どうしの交流も重要だ」と述べるとともに、産・官・学の研究協力に触れ、民間の研究活動に国がどのような協力を提供すべきか、両国間で情報交換を促進させたいとの考えを伝えた。

同長官はさらに、「日本の加速器技術は進んでいる」としたうえで、今後は我が国の加速器技術研究施設により多くの韓国人研究者が受け入れられることを希望すると語った。


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