[原子力産業新聞] 2001年2月15日 第2075号 <2面>

[関西電力] 廃棄物固化処理建屋の設置を申請

関西電力は6日、今年1月19日に福井県およひ高浜町へ安全協定に基づく事前了解願いをしていた高浜発電所の固体廃棄物固型化処理建屋の設置計画について、同日、計画に係わる原子炉設置変更許可申請手続きを進めることについての了承を得たことから、経済産業省に対して原子炉設置変更許可の申請を行った。あわせて高浜発電所の海水淡水化装置の増設に係わる原子炉設置変更許可についても申請を提出した。

高浜サイトに稼働中の4基の原子力発電炉から出てくる雑固体廃棄物をモルタルとあわせて固型化し、日本原燃の六ヶ所低レベル放射性廃棄物埋設センターに搬出する計画にむけて、関係処理建屋の建設を行うもので、来年4月から約2年半をかけて完成させる計画だ。

海水淡水化装置は高浜サイトに稼働中の4基共用で、淡水の取水先である河川からの量を制限する代わりに、海からの取水で調整するため、日量千トン規模の淡水化能力をもつ装置を2機増設するもの。


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