[原子力産業新聞] 2001年2月22日 第2076号 <3面>

[カナダ] ウラン埋蔵量が当初予測より大幅増

マッカーサーリバー鉱

ウラン鉱の大手生産業者であるカメコ社は1月30日、カナダのマッカーサーリバー鉱で最近の試掘結果を分析した結果、埋蔵量が当初予測より50%以上多いことが判明したと発表した。

マッカーサーリバー鉱の権益の70%を保有するカメコ社 (残り30%はコジェマ・リソーシズ社が保有) は昨年6月に同鉱山での採掘を始めており、11月からは商業生産を開始していた。鉱区地下の試掘は94年から実施していたが、99年から2000年にかけての結果を分析したところ、当初平均品位17.3%の U308 が66万8,000トンと見積もられていた確認埋蔵量が、品位21.2%で84万5,000トンだったことが明らかになったというもの。

同社のB.ミッチェル理事は「新たな埋蔵量の確認は鉱山の操業寿命の延長を意味しており、我々の顧客と株主達に一層長期間の保障を提供できるだろう」とコメントした。昨年1,100万ポンドだった同鉱山での生産量は、今年は1,500万ポンドを超えると予想されており、本格生産の時期を迎える2002年には生産実績は1,800万ポンドに達すると見込まれている。


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