[原子力産業新聞] 2001年3月1日 第2077号 <2面>

[返還廃棄物] 6回目の搬入を完了

フランスからの第6回ガラス固化体返還にともなう搬入作業が2月21日、青森県六ヶ所村のむつ小川原港で行われ、同日午後3時半すぎまでに、日本原燃の高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターへ輸送された。今回運ばれたのは、8本の輸送容器に収納された東京電力、中部電力、関西電力、九州電力、日本原子力発電の計5社からの高レベル放射性廃棄物 (ガラス固化体) 192本。これらを積んだ英国籍の輸送船「パシフィックスワン号 (約5,000トン) 」は昨年12月19日 (現地時間) 、フランスのシェルブール港を出港し、約2か月にわたる航海を経て2月20日、青森県のむつ小川原港に入港した。

翌21日の午前7時半すぎからは、大型クレーンを使って専用の輸送車への荷揚げ作業が行われた後、国による放射線量などの検査が行われ、午後2時40分に、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターへの輸送を開始。15時33分までに陸送を終了した。

なお第6回目の搬入が無事終了したことにより、貯蔵管理センターのガラス固化体累積本数は、464本になったということだ。


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