[原子力産業新聞] 2001年3月8日 第2078号 <3面>

[欧州] ECエネ委員、フィンランド訪問で新規炉計画を支持

フィンランドを訪れていた欧州委員会 (EC) のL.デパラシオ運輸エネルギー担当委員が2月20日、同国議会のエネルギー委員会で「EU は昨年、エネルギー供給に関するグリーン・ペーパーで原子力オプションの堅持を勧告したが、このことがフィンランドで5基目の原子炉建設を決定する一助となるよう期待している」と発言していたことが明らかになった。

同委員はまず、5基目の建設問題がフィンランドにとって国家的な重要案件として審査されている点に触れ、CO2 など温室効果ガスの掛出量削減のために原子力が果たす役割は過少評価されがちだと指摘。放射性廃棄物の安全な処分という原子力に対する信頼性評価の中でも最大の問題を解決していくためにさらなる努力が重要だと強調した。また、EU は将来的にもこの問題に関する科学研究プログラムを優先して進めていくとしており、これらの要素がフィンランドのエネルギー政策の中でも重要であることは十分認識していると述べた。

デパラシオ委員はこのほか、記者会見の席でも「EU が京都議定書による温室効果ガス削減目標を2008〜2012年の刻限までに達成する上で原子力は必要な技術だ」と繰り返し言明している。


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