[原子力産業新聞] 2001年3月15日 第2079号 <4面>

[科学技術振興事業団] 新技術概念を募集

研究成果の実用化支援

科学技術振興事業団は、2001年度「独創的研究成果共同育成事業」における課題提案募集を実施している。同事業は、研究開発型の中堅企業がもつ新技術コンセプト (大学や国公立研究所などの研究成果に基づいて生まれた、新産業を生み出す可能性のある技術的な概念や製品構想) を、科学技術振興事業団、企業、大学・国公立研究機関等が共同して、試作品として具体的な形とすることや実用化に向けて必要な可能性試験等 (モデル化) により育成する目的で行われるもの。

モデル化により企業化開発に移行するために必要なデータを取得し、その後必要に応じ同事業団の委託開発制度、研究成果活用促進制度等を活用して新技術の実用化開発を推進し、新産業の創出に資することとしている。

研究開発型中堅・中小企業からの課題提案は4月5日が募集締切。その後、独創的研究成果共同育成事業調査評価委員会において書類を通じて、実施すべき課題を選定し、契約などの条件が整い次第、実施に着手するとのこと。

今回の募集では、公的研究機関の研究成果に基づく特許がある従来のBタイプ (注目発明型) に相当するもののみについて募集を行っている。

応募要領の詳細については、同事業団のインターネット・ホームページ http://www.jst.go.jp/giten/index-j.html を参照。

問い合わせば、同事業団技術展開部技術展開課 (4月1日以降、技術育成課に課名変更予定。電話 03-5214-8476、FAX 5214-8476、Eメール dokusou@jst.go.jp) まで。


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