[原子力産業新聞] 2001年3月22日 第2080号 <1面>

[北海道電力] 泊3号機、準備工事開始へ

環境保全で協定

北海道電力は、泊発電所3号機 (出力91万2,000kW、2008年12月営業運転開始予定) の建設工事に係る公害防止、自然環境の保全及び交通安全の確保を図るため、北海道、泊村、共和町、岩内町及び神恵内村と16日付で建設工事に係る環境保全等に関する協定を締結した。

これを受け、数日中にも増設に向けた準備工事が開始されることになる。

協定では、主な環境保全対策として、建設工事に伴う大気の汚染を防止するため、工事現場において必要に応じ散水、清掃等を実施するほか、建設工事に伴う水質の汚濁を防止するため、水質の状況を監視しながら工事を進めるとともに、必要に応じて適切な対策を講じる。また騒音、振動防止対策、交通安全対策についても必要な措置を行う。

発電所建設工事の計画等については、年度ごと北海道及び関係自治体へ連絡する。建設工事に伴う事故などで環境の保全等に問題が生じたときは直ちに応急措置を講じるとともに、復旧を図る。そのほか大気汚染、水質汚濁、騒音・振動等の項目について、監視測定し、結果を北海道及び関係自治体へ報告する、などの内容となっている。


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