[原子力産業新聞] 2001年3月22日 第2080号 <2面>

[政府] 京都メカニズムめぐりシンポ開催へ

排出量取引きルールで議論

外務省、経済産業省、環境省は4月12日と13日、「京都メカニズムに関する国際シンポジウム」を国連大学ウ・タント国際会議場において開催する。

同シンポは、京都議定書で導入された京都メカニズム、特に排出量取引のルールについて、各国の交渉担当者、研究者、産業界による意見交換や具体的ルール案の分析、各国の先行的な取組事例の紹介などを通じて、信頼性が高く実務的にも運用可能なルールのあり方を議論し、今年7月の COP6 再開会合における国際ルールの合意形成に役立てることがねらい。

3つのセッションを開き、京都メカニズムを巡る国際交渉の現状と締約国の見解などについて、主要交渉グループの交渉担当者が、それぞれの交渉スタンスを概説するほか、京都メカニズムに関連する世界各国の先行的な取組事例の分析を通じて、望ましい制度のあり方を考察する。そのうえで、排出量取引を巡る国際ルールの論点と解決策をめぐって議論を行う予定だ。

定員300名、参加費は無料。FAX 又は電子メールにて、住所・氏名・電話番号・FAX番号、職業、所属を明記の上、次のいずれかまで送付する。地球産業文化研究所 (定森氏、加藤氏。電話 03-5563-8800、FAX 03-5563-8810、Eメール info@gispri.or.jp)、地球環境戦略研究機関 (大石氏。電話 0468-55-3720、FAX 0468-55-3709、Eメール oishi@iges.or.jp)。


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