[原子力産業新聞] 2001年3月29日 第2081号 <1面>

[会見] 広瀬経済事務次官、プルサーマル実施には事業者が十分説明を

経済産業省の広瀬勝貞事務次官は26日の次官会議後の会見で、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所に MOX 燃料が到着したことに関連する記者団からの質問に対し、「これからまず、国としては輸入燃料体検査を実施することになるが、これを着実に行うことが大切だ」と述べ、国は定められた手順に従い、プルサーマル実現へ向けた準備を進めていく方針であることを確認した。

また同次官は、新潟県に対して「国は何らかのコンタクトを取ろうという考えはないのか」との質問に対しては、「 (国としては、東京電力が) 福島県への対処方針などについて、(新潟県へ) きっちりと説明をするといった誠意ある対応をしながら、理解をいただくということが大事なのではないかと考えている」として、柏崎刈羽原子力発電所3号機でのプルサーマル実施には、事業者の説明が第一であるとの考えを示した。


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