[原子力産業新聞] 2001年3月29日 第2081号 <3面>

[オーストラリア] ビバリー鉱山が正式に操業開始

オーストラリアのサウス・オーストラリア州政府のR.ケリン副首相は先月末、ビバリー・ウラン鉱山が正式に操業を開始したと発表した。

同鉱山が商業規模の操業を始めたのは昨年12月のこと。原位置法による採掘で年間で1000トンのU生産が見込まれている。同鉱山の操業を担当するヒースゲート・リソーシス社の話では、採掘は環境に十分配慮して行われており、「地元コミュニティのみならず州政府や連邦政府からも支援されている影響の少ないウラン鉱山だ」と強調。それと同時に、ウラン鉱は、温室効果ガスを出さずに大容量の電力を供給できる唯一の電源である原子力発電所の燃料になるという事実を改めて訴えた。

ビバリー鉱山は少なくとも15年は採掘が可能と見積られている。


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