[原子力産業新聞] 2001年3月29日 第2081号 <4面>

[放射性物質] 輸入スクラップにセシウム137

文部科学省は23日、山口県新南陽市の金属くず卸売会社が台湾から輸入したステンレスのスクラップの中に、密度の計測機器用とみられる放射性物質セシウム137が混入していたことを明らかにした。

放射線量は1メートル離れたところで毎時500マイクロシーベルトで表面汚染はなかった。調べたところ、発見された物体は刻印された番号から日本国内で使用されたものでないことが判明した。すでに日本アイソトープ協会が引き取り、安全に管理している。回収の作業にあたった従事者の被ばくも健康に影響ない程度のものという。


Copyright (C) 2001 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.