[原子力産業新聞] 2001年4月12日 第2083号 <3面>

[独-仏] 返還固化体が仏から独に到着

3月26日にフランスのラアーグ再処理工場を出発した返還ガラス固化体が29日に無事、ドイツ北部にあるゴアレーベン中間貯蔵施設に到着した。

今回の輸送は一時停止されていた仏から独への返還固化体輸送の再開後第1回目にあたるもの。26日の早朝、各々28体のキャニスターが封入されたキャスク6基はラアーグ工場最寄りのヴァローニュ駅で鉄道貨車に積み込まれた。これらはドイツのダンネンブルクでトラックに積み替えられ、28km離れたゴアレーベンまで陸路で運搬された。途中のリューネブルク、カールスルーエ、およびダンネンブルクでは原子力反対派が輸送の妨害を試みたが、合計2万人の警察官が警備に当たっていたため大事には至らなかった。


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