[原子力産業新聞] 2001年5月10日 第2086号 <1面>

[東北電力] 女川3号機が初臨界

今月下旬にも初併入へ

東北電力の女川原子力発電所3号機 (BWR、出力82万5,000kW) が4月26日の午前10時19分に初臨界を達成した。4月2日から燃料を装荷し、各種の試験を経てこの日、初臨界を迎えたもの。

このあと原子炉の核加熱試験を行い、今月下旬には初併入の予定で、その後、段階的に出力をあげて性能を確認する試験に入る。

予定では来年1月に今世紀の先陣を切って営業運転を開始するユニットとなる。同3号機は、1994年3月に当時の電源開発調整審議会に上程され国の電源開発計画に組み入れられた後、同5月に原子炉設置変更許可を申請、95年8月には第2次公開ヒアリング開催、96年4月に原子炉設置変更許可を得ている。同9月には着工して、以来順調に建設工事が進められてきた。今年の3月末時点で工事総合進捗率は96.5%。


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