[原子力産業新聞] 2001年5月17日 第2087号 <1面>

[原子力委員会] 「市民参加懇談会」、3研究会設けて議論

内閣府への移行に伴い新しい審議体制の構築に取り組んでいる原子力委員会は15日、原子力政策における国民の参加や理解促進に向けた方策の検討や実施をねらいとして新設される市民参加型の懇談会のもとに、テーマ別の3研究会を設置する方針を固めた。

市民参加懇談会は、長期計画をフォローアップするための専門部会とともに先月設置が決められた新機軸。その中に (1) エネルギーと原子力を考える研究会 (2) 原子力に関する情報のあり方を考える研究会 (3) 原子力に関する教育のあり方を考える研究会−を設ける考えだ。懇談会の具体的な活動としては、原子力政策等に対する評価・提言、各種対話の場の設定、特定の話題をめぐっての討議の開催などが予想される。

市民参加懇談会のメンバーには、人文科学系の学識者、ジャーナリスト、消費者代表、教育関係者、立地地域参加者などが予定されている。


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