[原子力産業新聞] 2001年7月12日 第2095号 <3面>

[フランス] 仏CEA・コジェマ・フラマトム、原子力持株会社設立で最終合意

フランス原子力庁 (CEA) 、仏核燃料公社 (COGEMA) およびフラマトム社の取締役会は6月27日、同国の原子力企業を統括する持ち株会社となる TOPCO 社の設立に必要な財政的、法的な項目について最終的に合意に達した。

CEA の声明によると、三者が承認した運営項目は9月3日までにそれぞれの株主総会にかけられる予定だが、仏政府としては TOPCO 社が原子燃料サイクル事業における世界市場のリーダーとなるべく年内にも本格的な活動を開始させたいとしている。

今回の合意により TOPCO 社の株式は、CEA が78.96%を保有するほか、仏政府が5.19%、COGEMA の小株主である3社が5.59%、フラマトム社の小株主である仏電力公社 (EDF)、アルカテル社などで6.23%、およびその他の投資家達で4.03%を分け合うことになると言う。

TOPCO 自身の構成は、COGEMA およびフラマトム ANP 社の一部から成る原子力部門と、フラマトム・コネクターズ・インターナショナル社および半導体メーカーである ST マイクロエレクトロニクス社から成るIT・コミュニケーション技術部門−の2部門体制になる計画だ。同社の上級幹部としては CEA のP.コロンバニ長官と COGEMA 社のA.ローヴェルジョン会長らが就任する予定だと伝えられている。


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