[原子力産業新聞] 2001年7月19日 第2096号 <4面>

[原研] ITERめぐり報告会

工学設計活動を終えて

日本原子力研究所は8月10日午後1時半から、「核融合エネルギーの実現をめざして」と題して、ITER 工学設計活動 (EDA) の完了報告会を東京都千代田区丸の内の東商ホールで開催する。

同報告会では、元原子力委員会核融合会議座長の井上信幸氏、ITER 理事会共同議長の吉川允二氏、ITER/EDA 国内チームリーダーの常松俊秀氏、若谷誠宏京大教授から、ITER 工学設計活動を振り返り同活動報告がなされるほか、21世紀の核融合研究について、「核融合エネルギーへの期待」(岡野邦彦電中研上席研究員)、「核融合反応を起こすプラズマの研究」(岸本泰明原研プラズマ理論研究室長)、「核融合の技術を産業に応用して」(尾崎章東芝先端エネルギー担当部長) -- の講演等が行われる。

また、科学ミステリー作家の高嶋哲夫氏による「核融合と人類の未来」と題した特別講演を予定している。

同報告会に関する問合せは、原研那珂研究所 ITER 開発室業務グループ (電話 029-270-7474) まで。


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