[原子力産業新聞] 2001年7月19日 第2096号 <4面>

[関西電力] 使用済み燃料貯蔵設備を増強

関西電力は11日、大飯発電所4号機の使用済み燃料貯蔵設備の貯蔵能力増強工事が完成し、経済産業省の使用前検査に合格したことを発表した。

4号機使用済み燃料ピット貯蔵容量は変更前が974体 (全炉心燃料の約500%相当分) だったものを、2129体 (全炉心燃料の約1100%相当分) に増強したもの。

3号機についても同様の貯蔵能力増強工事を実施、今年の2月に完成している。大飯4号機の使用済み燃料貯蔵設備増強工事では貯蔵能力の余度を確保するために、現在使用中の使用済み燃料ピット横にある予備ピットにボロン添加したステンレス鋼のラックを据え付け、貯蔵能力を増強した。


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