[原子力産業新聞] 2001年8月23日 第2100号 <面>

[原子力委員会] 新体制で審議開始

企画・評価部会が初会合

原子力委員会は9日、総合企画・評価部会の初会合を都内で開き、新たな委員会の体制や来年度の原子力関係予算などについて、各委員からの意見を聞いた。

同部会は、原子力委員会の藤家洋一委員長、遠藤哲也委員長代理をはじめ、学識者や行政機関、研究機関、メーカー、報道機関等の幅広い層からなる同委員会の参与、専門委員から構成されており、委員会のあり方や今後の進め方などについて幅広い見地から評価、検討するのがねらい。

この日、部会長として藤家委員長が選出された後、委員会のあり方、来年度の関係予算、ITER のサイト選定、米国との協力関係などについて、原子力委員会の役割も含めて意見が交わされたほか、プルサーマル推進などについて経済産業省からの報告、意見交換が行われた。

原子力発電・サイクル部会も始動

10日には同委員会の原子力発電・サイクル専門部会の初会合が開かれた。軽水炉発電、高速増殖炉、核燃料サイクル、ならびに放射性廃棄物に関する調査・検討を行うもので、部会長には竹内哲夫原子力委員が選ばれた。

会合では経済産業省や日本原燃などから核燃料サイクルを巡る最近の状況が説明された後、各委員が意見を交換した。


Copyright (C) 2001 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.