[原子力産業新聞] 2001年8月30日 第2101号 <4面>

[原子力学会] 札幌で秋の大会を開催

北大会場に9月19日から

日本原子力学会は9月19日から21日まで3日間、「2001年秋の大会」を北海道札幌市北区の北海道大学で開催する。

同大会では、(1) 総論 (2) 放射線工学と加速器・ビーム科学 (3) 核分裂工学 (4) 核燃料サイクルと材料 (5) 核融合工学 (6) 保健物理と環境科学−の6分野から880件の応募論文が発表されるほか、招待講演、特別講演、総合報告、部会企画セッションの一部を一般の人々に無料公開する。

一般公開されるのは、特別講演「北海道におけるエネルギーの現状」および、(1) ITER の成果と今後の展開 (2) 各国の最近の原子力情勢について (3) リサイクル資源燃料の貯蔵について」−の招待講演3件、(1) カリフォルニアの電力危機と原子力 (2) FBR 実用化戦略調査研究フェーズ1の成果と今後の計画 (3) 幌延深地層計画と期待される成果 (4) 日本原子力研究所の公募による原子力基礎研究の成果−の総合報告4件。その他、部会企画セッションの中から「社会・環境部会チェインディスカッション−原子力への期待と懸念」、「熱流動部会総合講演−地球環境と熱流動」と標準委員会における招待講演およびパネルディスカッションも一般公開。

同大会ではこのほか、学生連絡会によるポスターセッションや、同学会終了翌日の22日には北海道電力泊発電所の見学会 (参加費1000円(昼食)) を予定している。同大会の参加費 (要旨集1冊含む) は、正会員6000円、学生会員4000円、非会員9000円 (学生5000円)、シルバー会員は無料。問合せは、同学会 (電話 03-3508-1261、atom@aesj.or.jp) まで。


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