[原子力産業新聞] 2001年9月20日 第2104号 <3面>

[チェコ] 国営電力株を売却へ

地方の配電会社株も

チェコ政府は先月末、国営電力である CEZ 社の株式購入を検討している投資家に対し、予備的な意志表明を行うよう正式に要請した。

同政府はすでに昨年、国家資産基金 (NPF) が保有する CEZ 株の大半、および6つの地域配電会社株を売却する計画を公表。また、CEZ の話では地方の配電会社であるプラツカ・エネルゲティカとジホセスカ・エネルゲティカの株式も別途、売りに出される予定だという。CEZ としては9月中に投資家達から意志表明書を提出させた後、来年3月をメドに売却先を決定したい考えだ。

CEZ は92年に総発電設備容量1015万kW で営業を開始。このうち176万kW は、当時同国で唯一の原子力発電所だったドコバニ発電所 (各44万kW、PWR 4基) だが、これに加えてテメリン原子力発電所の2基 (各97万2000kW、PWR) がまもなく本格的に起動することになっている。


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