[原子力産業新聞] 2001年10月11日 第2107号 <2面>

[原子力委員会] 研究開発専門部会、研究開発めぐり検討会設け審議開始

原子力委員会は9日、研究開発専門部会の初会合を開き、革新炉検討会、加速器検討会、原子力試験研究検討会の3つの検討会を設置することを決めた。

革新炉 (高速増殖炉を含む)、加速器等研究開発の推進方策の検討、「原子力試験研究」に関する配分方針の検討などを進めるために設置された専門部会で、この日、竹内哲夫原子力委員を部会長に選出、今後の研究開発の進め方などについて検討に入った。革新炉や加速器など魅力的で新しい技術的可能性の追求の一方、効率的で効果的な研究開発の推進も求められている状況を踏まえ同専門部会で課題の整理、今後の進め方の検討を行う。初会合の冒頭、藤家洋一原子力委員会委員長は、グローバリゼーションや自由化といった環境変化や科学技術立国をめざすわが国の立場などを踏まえ、「長期展望のもとで、中期展望をいかに魅力あるものとして提示するかが重要」として、専門部会の検討に期待感を示した。

設置の決まった各検討会で当面、それぞれの分野における研究開発のあり方や課題等の検封が進められ、人材問題等の横断的課題については同専門部会で検討していくことになった。


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