[原子力産業新聞] 2001年10月11日 第2107号 <2面>

[プル管理] 2000年末時点のわが国のプル管理状況まとめ

2000年末時点の我が国のプルトニウムの管理状況がこのほど、原子力委員会に報告された。それによると、分離プルトニウム量 (元素重量) は核燃料サイクル開発機構の東海再処理施設において合計582kg、うち硝酸プルトニウム等として365kg、酸化プルトニウム217kg だった。同機構のプルトニウム燃料加工施設では、合計3413kg で、内訳は酸化プルトニウムの状態で2515kg、試験および加工段階の状態で539kg、新燃料製品として360kg だった。

また、原子炉等の中に存在する分離プルとして1290kg が報告された。これは新燃料に含有するプルトニウムおよび、研究施設で保有されている未照射のプルトニウムを計算したもの。うち「常陽」には18kg、「もんじゅ」には367kg、実用発電炉に465kg、臨界実験装置等に440kgなどとなった。


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