[原子力産業新聞] 2001年11月22日 第2113号 <1面>

[原子力委員会] 市民参加懇談会を来月13日にも刈羽村で実施

地元と共催、意見を広聴

原子力委員会の市民参加懇談会は、地域住民の意見を広聴するための「対話・懇談の場」を来月13日に新潟県刈羽村で開く方向で調整を進めていることが明らかになった。20日の原子力委員会で市民参加懇談会の主任をつとめる木元原子力委員が語ったもの。

市民参加懇談会は先に開いた同懇談会企画メンバー会合で、直接地元からエネルギーや原子力に関する基本的な問題も含め幅広く意見を聴き対話を行う会の第1回目を刈羽村で開くことで合意が得られていた。これを受けて、木元氏は18日に刈羽村を訪れ、品田宏夫村長やプルサーマル計画に反対の立場をとる「私たちの声を村政にとどける会」の吉田大介村会議員らと話し合いを行った。木元氏からは、刈羽村の賛成反対双方の関係団体と市民懇談会が共催する形での対話を提案したという。

現在の案では、対話・懇談会合は来月13日の夕刻から開始し、会場は村の生涯学習センター「ラピカ」になる見通し。

当日は、原子力やプルサーマルに対して様々な意見をもつ村民と市民懇談会のメンバーがフラットな会場で、率直に意見を出しあえる環境を作り、懇談会としての広聴活動を実践したい考えだ。


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