[原子力産業新聞] 2001年11月22日 第2113号 <1面>

[原子力安全・保安院] 保安院長ら浜岡を視察

中部電力の浜岡原子力発電所1号機で、配管破断による蒸気漏れ事故が発生したことに関連して、経済産業省原子力安全・保安院の佐々木宜彦院長および同院の山下原子力防災課長は16日午前、同発電所へ現地調査に入った。

佐々木院長らは漏水の起きた原子炉圧力容器下部などを視察するとともに、発電所職員から事情を聴取。原子力安全・保安院の調査チームに、幅広い角度から原因究明をするよう指示をした。

またこの日は、静岡県などの原子力担当者も、安全協定に基づく1号機の立ち入り調査を実施した。1981年の協定締結以来、県などが立ち入り調査を行うのは初めてのこと。


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