[原子力産業新聞] 2001年11月29日 第2114号 <3面>

[ロシア] ガラス固化施設で新溶融炉が操業開始

ロシア原子力学会とロシア原子力発電公社が5日付けで伝えた所によると、マヤクにあるロシア原子力省の放射性廃液ガラス固化施設で3番目の炉が営業運転を開始した。

同炉では今年始めに、実際の稼働温度で試運転が実施されており、処理能力は500リットル/時。マヤク・サイトの化学処理工程から出た液体廃棄物、少なくとも3億キュリー (Ci) 分が処理されることになる。総工費は1700万ドルで、操業期間は6年を見込んでいる。50年代から同サイトで貯蔵されていた廃棄物のほかに、原子力潜水艦および国内外の原子力発電所からの廃棄物を処理する予定だ。


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