[原子力産業新聞] 2002年1月17日 第2120号 <面>

[オフサイトセンター] 志賀に対応拠点完成

伊方に続き3番目

経済産業省の原子力安全・保安院は9日、石川県志賀オフサイトセンターを、北陸電力・志賀原子力発電所の緊急事態時に応急対策を実施する拠点施設として指定した。

新たに指定を受けた志賀オフサイトセンターは、能登原子力センターに増築される形態で建設されている。床面積1657平方メートル、鉄筋コンクリート2階建ての建物内には国の原子力防災専門官が常駐するほか、万が一の緊急時には、国、地方自治体、原子力事業者等で組織する「原子力災害合同対策協議会」が設置され、情報を共有しながら連携して迅速かつ的確な応急対策が行われる拠点となる。

現在、全国21か所 (経済産業省指定15か所、経済産業省および文部科学省指定4か所、文部科学省指定2か所) でオフサイトセンターは整備済みまたは整備中であり、今回の志賀町の指定は、北海道共和町 (北電・泊原子力発電所対象)、愛媛県伊方町 (四電・伊方原子力発電所対象) に続き3番目となる。


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